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今回ご依頼いただいたのは、MacBook Air A2179が水没後に電源が入らないという症状でした。充電ケーブルを接続しても反応がなく、起動音もしない状態で、元請けの修理業者様でも対応不可と判断され、当店に外注というかたちでご依頼いただいた案件です。原因は水濡れによる電源管理IC(PMU)の故障で、部品単位の交換によりデータそのままの状態で復旧しました。
「水没後に電源が入らない」という症状が出ると、「もう修理は無理なのか」「他の業者にも断られたのに直るのか」と不安になりますよね。しかし原因によっては、データを消さずに修理できるケースがあります。
同じように水没後に電源が入らない、他の修理業者で対応できないと言われたという方は、電源管理IC(PMU)と呼ばれる基板上の部品が原因になっているケースがあります。

今回の機種はMacBook Air(Retina, 13インチ, 2020)A2179です。IntelプロセッサMacBook Airの中でも人気が高く、薄型軽量ながら十分な性能を備えているため、現在も長く使い続けたいというご相談が多い機種です。
電源ボタンを押しても一切反応がないという状態でした。充電ケーブルを接続してもインジケーターは点灯せず、ファンの回転音や起動音も確認できませんでした。外観に大きな破損は見られませんでしたが、内部の基板が水濡れの影響を受けている可能性が高い状態でした。
今回のご相談は、水没後すぐに電源が入らなくなったというものでした。液体がかかった直後から症状が出ており、内部の基板に水分が侵入し電子部品にダメージを与えたことが疑われる状況でした。
今回は、他のお客様の修理をお引き受けになっている元請けの修理業者様から、当店に修理をご依頼いただいた案件でした。元請けの修理業者様でも症状の原因を特定できず、対応不可と判断されたうえで、データを残したまま修理できる当店「MacLogicRepair」に外注というかたちでご依頼いただきました。修理を専門とするプロの業者様でも判断が難しい案件だったということになります。
分解して内部を確認したところ、底面カバー内部には目立つ外観上の破損は見られませんでしたが、水濡れによる基板への影響が疑われる状態でした。

ロジックボードを取り外し、表面(ヒートシンク面)と裏面(IC実装面)の両方を確認していきます。

ロジックボードの裏面(IC実装面)を詳しく確認した結果、水濡れによって電源管理IC(PMU)が故障していることが判明しました。


電源管理IC(PMU:Power Management Unit)は、バッテリーや電源アダプタから供給された電力を、各パーツに適切な電圧で分配する、いわばMac全体の配電盤のような役割を持つ部品です。この部品が水濡れによってショートすると、電力そのものが基板全体に行き渡らなくなり、電源ボタンを押しても一切反応しない状態になります。
故障が特定できた電源管理IC(PMU)を、リボールという精密なはんだ付け作業で交換しました。ロジックボードを丸ごと交換するのではなく、故障した部品のみを交換することでデータを保持したまま復旧しています。

電源管理IC(PMU)の交換後、MacBook Air A2179は正常に電源が入り、問題なく起動することを確認しました。

Apple正規サービスでは、こうした基板レベルのトラブルは個別見積もりとなり、ロジックボード交換で高額になりやすい傾向があります。当店では故障した部品のみを交換する部品単位の修理のため、費用を抑えながらデータも保持したまま復旧できました。ストレージには一切手を加えていないため、保存していたファイル・設定・アプリはすべてそのまま使用可能な状態で返却しました。
MacBook Air A2179の「水没後に電源が入らない」という症状でも、必ずしも買い替えや高額なロジックボード交換が必要とは限りません。今回のように原因が電源管理IC(PMU)の故障であれば、部品単位の交換で復旧できるケースがあります。他の修理業者で対応を断られた場合でも、諦める前に一度ご相談ください。
今回の修理費用は39,000円(税込)、修理日数は2日でした。
基板レベルの修理を専門としている当店ですが、以下のケースは復旧が困難な場合があります。
診断の結果、修理が難しいと判断した場合は作業費をいただかずにそのままお返しします。まずは無料診断をご利用ください。
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水没後に電源が入らないという症状は、分解して基板を診断しないと原因を断定できません。同じ症状でも、電源管理IC(PMU)だけでなく、充電IC・コンデンサ・その他の周辺回路が原因になっているケースもあります。
ただし、過去の修理事例から症状ごとの傾向や復旧の可能性を事前にご案内することは可能です。「他店で断られたが直せるか」「データを残せる見込みがあるか」といったご相談には、できるだけ正直ベースでお答えしています。
他の修理業者で対応不可と判断されたMacでも、部品単位の修理で復旧できるケースがあります。
データを消したくない方、まずは機種名と症状をあわせてご相談ください。他店で断られた案件についても対応可能かご案内いたします。
A. すぐに電源を切り、充電ケーブルを抜いて乾燥させてください。無理に電源を入れようとすると内部でショートが広がる可能性があります。分解や乾燥剤での自己対処はせず、そのまま当店にご相談ください。
A. 当店では基板レベルでの部品単位修理を専門としているため、他の修理業者様で対応不可と判断された案件でも診断・修理できるケースがあります。実際に今回の事例も、元請けの修理業者様でも対応できなかった案件を当店で復旧しました。まずは無料診断からご相談ください。
A. 電源管理IC(PMU)の交換などロジックボード修理では、ストレージ(SSD)への作業は行いません。データは基本的にそのまま保持されます。ただし水濡れによりストレージ自体が損傷している場合はこの限りではありません。
A. Apple正規サービスでは基板単位の修理を行わないため、個別見積もりのうえロジックボード交換となり、費用が高額になりやすい傾向があります。当店では故障した部品のみを交換するため、費用を抑えながらデータも保持したまま復旧できます。
A. はい、全国郵送での修理依頼に対応しています。今回のように他の修理業者様からの外注・セカンドオピニオンとしてのご依頼も承っております。
Macの修理は10年以上、累計5,000件以上のMac製品を修理してきていますので、多くの故障に対応が可能です。特に得意なのは、ロジックボードの修理です。ロジックボードは交換ではなく修理にすることでデータをそのまま残すことが可能です。
お客様の思い入れを大切にしたいという思いで、ロジックボード修理を行っています。
ぜひお気軽にご相談くださいませ。
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