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今回ご依頼いただいたのは、MacBook Pro A2442の全USB-Cポートが突然無反応になり、充電も外付け機器も一切できなくなったという症状でした。原因はUSB-Cの保護ダイオード3箇所のショートで、部品交換と周辺回路の確認を行い、データそのままの状態で復旧しました。
「USBが急に使えなくなった」「充電もできない」という症状が出ると、「もうMacが壊れたのか」「データは取り出せないのか」と焦りますよね。しかし、原因によってはデータを消さずに修理できる可能性があります。
同じようにMacBook USB 認識しないでお困りの方は、ポート自体ではなく基板側のICが原因になっているケースがあります。

今回の機種はMacBook Pro A2442です。M1 Proを搭載した14インチモデルで、USB-CポートはThunderbolt 4対応。充電・データ転送・映像出力をすべてこのポートで行うため、認識不良が起きると業務への影響が大きい機種です。
USB-Cポートへの接続が一切反応しないというものでした。外付けデバイス・USBハブ・USBからの給電をそれぞれ試しても認識せず、充電もできない状態でした。Macの電源は入っていますが、周辺機器とのやりとりが完全にできない状態です。
特定のきっかけはなく、突然すべてのポートの反応がなくなりました。水没や落下などの外的原因ではなく、自然故障のケースです。
他店でロジックボード故障・修理不可との診断を受けた状態でご相談いただきました。データを残したまま修理できる当店「MacLogicRepair」を探してご連絡いただきました。

まず分解して内部を確認します。バッテリー・ファン・ロジックボードの状態を目視でチェックし、液体浸入や物理的な損傷がないかを確認しました。今回は外観・内部ともに大きな異常は見られませんでした。

ロジックボードを詳しく確認した結果、USB-Cポートの保護ダイオードが3箇所すべてショートモードになっていることが判明しました。この保護ダイオードの故障が原因で、すべてのポートが無反応になっていました。
保護ダイオードはUSB-Cポートに過電流・過電圧が流れ込んだ際に基板本体を守る部品です。この部品がショートモードになると、ポートへの入出力がすべて遮断されます。今回は使用していたアダプタの故障が原因で過剰な電流が流れ込み、3箇所の保護ダイオードがすべてショートしたと考えられます。見た目はポート本体が壊れているように見えても、実際は基板側の保護部品が原因になっているケースがあります。


ショートしていた保護ダイオード3箇所を全て交換し、周辺回路に二次的な異常がないかを確認しながら修理を進めました。ロジックボードを丸ごと交換するのではなく、故障した部品のみを交換することでデータを保持したまま復旧しています。

ロジックボード修理では、対象部品を交換するだけでなく、周辺回路への波及がないかを確認することが重要です。今回も交換後に各回路の電圧・信号を確認し、正常に動作していることを確認してから組み直しています。また、今回は使用していたアダプタの故障が根本原因であったため、再発防止の観点からアダプタの交換もあわせてご案内しました。

※プライバシー保護のため、画像の一部を加工しております。
ストレージには一切手を加えていないため、保存していたファイル・設定・アプリはすべてそのまま使用可能な状態で返却しました。
MacBook Pro A2442のUSB-Cポートが一切認識しない・充電できないという症状でも、必ずしも買い替えとは限りません。今回のように、原因がロジックボード上の保護ダイオードのショートであれば、部品交換で改善できるケースがあります。
このような場合は、ロジックボード修理によって復旧できる可能性があります。今回の修理費用は45,000円、作業時間は約2時間(お預かりから返却まで1日)でした。
USB-Cポートが認識しない症状は、分解して診断しないと原因を断定できません。ポート本体の物理損傷なのか、基板上の保護ICやコントローラーの故障なのか、外見だけでは判断できないためです。
ただし、過去の修理事例から症状ごとの傾向や復旧の可能性を事前にご案内することは可能です。「この症状なら基板修理の可能性があるか」「データを残せる見込みがあるか」といったご相談には、できるだけ正直ベースでお答えしています。
他店で断られたMacでも、修理できるケースはあります。
データを消したくない方、まずは機種名と症状をあわせてご相談ください。修理可能かどうかご案内いたします。
Macの修理は10年以上、累計5,000件以上のMac製品を修理してきていますので、多くの故障に対応が可能です。特に得意なのは、ロジックボードの修理です。ロジックボードは交換ではなく修理にすることでデータをそのまま残すことが可能です。
お客様の思い入れを大切にしたいという思いで、ロジックボード修理を行っています。
ぜひお気軽にご相談くださいませ。
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