Macの画面が二重にぶれる（ゴースト現象）時の原因や対処法を解説！

「Macの画面が二重にぶれてまともに操作できない」
「画面が二重にぶれてしまったときの原因や対処法を知りたい」

このような悩みをお持ちではないでしょうか。

Macの画面が二重にぶれる原因は、Mac本体の物理的な故障であるケースが多いです。物理的な故障を直すのには専門知識や技術、工具が必要になるためユーザー側で対処するのは簡単ではないため、専門の修理業者に依頼するのがおすすめです。

本記事では、Macの画面が二重にぶれる原因やユーザー側でできる対処法、修理費用の相場などについて解説します。

Macにおけるゴースト現象とは

Macにおけるゴースト現象とは、画面表示が二重にぶれて表示される現象のことです。

ゴースト現象が発生すると操作がしにくくなるだけでなく、目に負担がかかりやすくなることから、健康面でもあまりよい状態とはいえません。そのため、Macでゴースト現象が発生した際は、早めに対処するのがおすすめです。

ゴースト現象が発生する主な原因は、Mac本体の物理的な劣化・故障であるため、症状が出た場合は専門の修理業者に一度みてもらうとよいでしょう。

また、同じ画面を表示させ続けることにより残像が焼き付いて表示され続ける現象もゴーストと呼ばれるケースもあります。Macの画面に焼き付き症状が出た場合の対処法については、こちらの記事で紹介しています。

Macの画面が二重にぶれる原因

Macの画面が二重にぶれる（ゴースト現象）主な原因は以下の3つです。

• ディスプレイの劣化・故障
• ロジックボードの故障
• ディスプレイにつながるケーブルの不具合

それぞれの内容について解説します。

ディスプレイの劣化・故障

Macの画面が二重にぶれる主な原因の一つが、ディスプレイ自体の劣化や故障です。

Macのディスプレイは、多数の部品で構成されているため、強い衝撃や水没によって破損することが少なくありません。その結果、表示される映像信号が正常に処理できずに、画面がぶれて二重に見える現象が発生することがあります。

また、落下や水没などのトラブルがなかったとしても、経年劣化によってディスプレイに不具合が生じて画面が二重に表示されるケースもあります。

ロジックボードの故障

ロジックボードの故障も、Macの画面が二重にぶれる原因の一つです。

ロジックボードとは、CPUやGPUをはじめとした主要なパーツが搭載されているMacの心臓ともいえる基板のことです。落下や水没、経年劣化などにより画面表示に関わるGPUやその周辺回路が故障すると、ディスプレイへの映像信号が正常に送られなくなるケースがあります。

その結果、画面表示が二重にぶれて見えたりする症状の発生へとつながる場合があります。

ディスプレイにつながるケーブルの不具合

ディスプレイやロジックボードの故障と比べると割合は低いものの、ディスプレイにつながるケーブルの劣化・断線が原因となるケースもあります。

ディスプレイとロジックボードの間には、映像信号を伝達するためのケーブルが接続されています。このケーブルが断線したり、接続が緩んだりすると、正常な信号がディスプレイに届かなくなります。信号の途切れやノイズによって、画面に表示される映像が乱れ、二重にぶれて見える症状が発生してしまうのです。

特に、MacBookなどのノート型Macでは、ディスプレイの開閉を繰り返すことでヒンジ部分を通るケーブルに負荷がかかります。その結果、ケーブルが物理的に損傷したり、内部で断線したりするケースがあるため注意が必要です。

Macの画面が二重にぶれる際にユーザーでできる対処法

Macの画面表示が二重にぶれる症状は、早めの対処が肝心です。この問題の解決には、専門の修理業者への相談が最も確実な方法といえますが、ユーザー側でできる対処もない訳ではありません。

ユーザー側でできることの一つが原因の特定です。事前にユーザー側で原因をある程度特定しておくと、よりスムーズに修理を進められやすくなります。

原因特定の一つとして、外部ディスプレイを用いた方法があります。

外部ディスプレイを持っている方は、Macに外部ディスプレイに接続して表示を確認してください。もし外部ディスプレイでは表示に問題がなく、二重にぶれる症状が見られない場合、Mac本体のディスプレイが故障または劣化している可能性が高いです。

反対に、外部ディスプレイに接続しても画面が二重にぶれる症状が続くようであれば、Macのロジックボードが故障している可能性が高まります。

事前に症状を切り分けてある程度原因を特定しておくことで、修理業者への説明がしやすくなり、診断や修理の時間が短縮されることが期待できるでしょう。

Macを修理する場合の依頼先

Macの修理の依頼先は、大きく分けると「Apple公認店」「一般の修理業者」の2つがあります。それぞれにメリット・デメリットがありますので、自身の状況にあわせて選ぶとよいでしょう。

依頼先	メリット	デメリット
Apple公認店（Appleストア、正規サービスプロバイダ）	・公認店のため安心して修理依頼できる ・修理に使用されるパーツはすべて純正品	・料金が高くなる可能性が高い ・修理時に初期化されることが多くデータが残らない可能性が高い ・修理完了までに5日～1週間程度かかる
一般の修理業者	・公認店より修理料金が安くなりやすい ・最短即日で修理できる ・データがそのまま残る可能性が高い	・修理時に純正品以外のパーツが使用されることもある ・修理先のスキルに大きな差がある

時間や費用を抑えたい方は、一般の修理業者へ依頼するのがおすすめです。

ただし、一般の修理業者は店舗によって修理スキルや対応が大きく異なります。複数店舗へ問い合わせをおこない、その中から安心して任せられる業者を選ぶとよいでしょう。

Macの画面が二重にぶれるのを直すのにかかる費用の相場

Macの画面に二重にぶれるのを直すのにかかる費用の相場を、以下の2つのケースで紹介します。

• 液晶画面の劣化・故障が原因の場合
• ロジックボードの故障が原因の場合

それぞれの内容について解説しますので、ぜひ参考にしてください。

液晶画面の劣化・故障が原因の場合

Macの液晶画面を修理する場合にかかる費用の目安は以下の通りです。

修理先	料金相場	修理期間の目安
Appleストア（AppleCare+加入時）	12,900円 ※画面割れまたは外部筐体のみの場合 37,100円 ※上記以外の修理料金	5～7日
正規サービスプロバイダ	15,000円～50,000円	5～7日
一般の修理業者	11,000円～40,000円	即日～4日

なお、Mac修理の専門店「MacLogicRepair」では、すべての修理を直接従業員がおこなっているため、他店では提供が難しい価格での修理も可能です。

画面修理も11,000円（税込）から承っておりますので、Macの故障でお困りの方はぜひご相談ください。

ロジックボードの故障が原因の場合

Macのロジックボードを修理する場合にかかる費用の目安は以下の通りです。

修理先	料金相場	修理期間の目安
Appleストア・正規サービスプロバイダ （AppleCare+加入時）	100,000円前後 ※ロジックボード交換での対応	5～7日
一般の修理業者	20,000円～70,000円	即日～7日

ロジックボードは、故障の箇所や破損状況によっても料金は大きく異なるパーツでもあります。そのため、詳細な料金が知りたい場合は、修理業者に直接問い合わせるのがおすすめです。

Mac修理のプロフェッショナル集団「MacLogicRepair」の紹介

「MacLogicRepair」は、5,000以上の修理実績を持つ、Mac修理に特化したお店です。

MacLogicRepairでは、すべての修理を従業員が直接おこなっています。ディスプレイの修理はもちろん、対応が難しいといわれるロジックボードの修理に関しても、最短即日でスピーディーに対応しています。

料金に関しても、自社修理にくわえ無駄なコストを徹底的にカットしているので、他店では簡単に真似できない価格で提供しています。さらに全国どこからでも修理を受け付けています。

Macの修理に関する内容であれば、どのような質問でも丁寧に対応いたします。「こんなこと聞いていいのかな？」といった内容でも問題ありませんので、どうぞお気軽にMacLogicRepairにご相談ください。

もちろん相談やお見積もりだけでも大歓迎です。

まとめ

Macの画面表示が二重にぶれる（ゴースト現象）の原因には「ディスプレイの故障」「ロジックボードの故障」「ケーブルの不具合」などの物理的な故障が考えられます。

物理的な故障の場合、ユーザー側で対処するのは困難ですので、このような症状が表れた場合は、一度専門の修理業者に依頼するのがおすすめです。

また、外部ディスプレイお持ちの方は、事前に接続して原因をある程度特定しておくことで、修理がよりスムーズに進められるでしょう。