Macのロジックボードの修理料金が高いのはなぜ?安いお店探しのコツも紹介
「Macの修理依頼をだしたらロジックボード故障なので10万円以上かかるといわれて困っている」
「もっと安くロジックボードを直せる方法があれば知りたい」
このような悩みをお持ちではないでしょうか。
ロジックボードはMacを構成する重要な部品が多く搭載されている基板です。そのため、故障状況によっては直すのに10万円以上かかるケースもあります。しかし、その一方で約20,000~40,000円ほどで直せる場合もあります。
ではなぜ、同じロジックボードを直すのにこのような差額が発生するのでしょうか。この記事では、Macロジックボードを直す料金が高くなる理由や、安い料金で直せるお店探しのポイントなどを解説します。
記事を読みお店を探すことで、現在10万円以上の見積もりをもらっている方であっても、安く直せるかもしれませんので、ぜひ最後まで読み参考にしてください。
ロジックボード修理価格
18,000円~
私たち、MacLogicRepair(マック・ロジック・リペア)は、Mac修理のプロフェッショナル集団です。基板の修理を得意とし、他店では実現不可能な低価格でのMac修理を提供しています。どんなことでもご相談ください。解決への近道をご提案いたします。
ロジックボードは「交換」よりも「修理」が安くなりやすい
Macのロジックボードを直す方法は、大きく分けて「交換」と「修理」の2つがあり、基本的には「修理」で対応したほうが安くなりやすいです。
「交換」は故障の規模に関わらずロジックボードを交換する対応方法のため、実施にあたりロジックボード自体を購入しなければなりません。
ロジックボードは仕入値でも40,000~50,000円は必要なパーツであり、さらにそこから人件費やパーツの送料なども追加されます。結果、どうしても修理費用は高くなりがちで、機種やモデルによっては10万円を超える場合もあります。
一方で「修理」は、故障箇所のみをピンポイントで修理する方法のため、ロジックボード自体を購入するよりもパーツ代が抑えられます。そのため、多くの場合「交換」よりも費用は安くなりやすく、症状やお店によっては20,000円ほどで修理可能です。
したがって、Macのロジックボード故障対応を業者へ依頼する際は、まずは「修理」できないかを検討し、どうしてもできない場合は「交換」してもらうとよいでしょう。
「修理」でも料金が高くなるケースもある
修理対応であっても、必要な料金が高くなるケースもあります。料金が高くなる理由はさまざまですが、主な理由としては「パーツ」によるものと「店舗」によるものです。
故障したパーツによっては高くなる
故障した箇所が高額なパーツであった場合、修理であっても料金が高くなる場合があります。
ロジックボードは非常に多くのパーツで構成されており、中には高価なものも少なくありません。故障した箇所が高額なパーツであった場合は料金も高くなります。また、故障箇所が数か所にわたっている場合も複数のパーツが必要となり、料金が高くなる可能性が高いです。
依頼した店舗によっては高くなる
ロジックボードが多くの細かいパーツが多く搭載されている基板のため、適切に修理をおこなうためには高い技術力が必要です。
すべての修理業者が自身で修理をおこなっているわけではなく「受け付けてはいるが、実際の修理は外注している」といった業者も少なくありません。そういった場合、外注先に支払う費用に依頼を受けた業者の利益が加わるので、自然と修理費用は高くなります。
また、詳しくは後述しますが各店舗の形態や考え方によっても、修理料金が高くなるケースもあります。
店舗によるロジックボードの「修理」料金が高くなる3つのケース
ロジックボードの修理料金は、店舗の対応によっても異なります。ここでは、店舗理由により修理料金が高くなるケースを次の3つ紹介します。
- ケース1.修理業者が利益を大きくのせている
- ケース2.自店舗で対応できず外注している
- ケース3.自店舗で対応できず別の支店にまわしている
適性料金で業者へ修理してもらうためにも、高額な見積もりをもらった方は、ぜひ一度ご確認ください。
ケース1.修理業者が利益を大きくのせている
1つ目は修理業者が利益を大きくのせているケースです。
ロジックボードに限った話ではありませんが、どのような工程で修理がおこなわれ、その過程でどのような費用が発生しているかは、修理を依頼する方からはよくわかりません。
そのため「交換の半額ほどで見積もりをだしたら納得するだろう」といった理由で、一般的には10,000~20,000円ほどで修理できる内容であっても、40,000~50,000円で見積もりをだす店舗も存在します。
また、見積もりを受けた側も「複数で見積もりするのが面倒」「一度断ってしまうと、頼みづらい」などの考えでそのまま依頼してしまうケースも少なくなく、高額な見積もりをだす店舗は後を絶ちません。
ケース2.自店舗で対応できず外注している
2つ目は、自店舗で対応できず外注するケースです。
ロジックボードの修理には高い技術が必要であり、修理を受け付けているすべての店舗に技術者がいるわけではありません。また、技術者がいたとしても修理スキルによってはすべての故障に対応できない場合もあります。
修理を受け付けたものの自店舗では対応できない場合、修理業者がとる対応が外注です。一概にはいえませんが外注で発生する費用は約10,000~20,000円ほどとなり、その金額に利益や送料などをくわえた結果、依頼者には40,000~50,000円の見積もりとしてだされます。
また外注の場合、どこに依頼されるかわからない点にも注意が必要です。仮に修理にスキルの低い業者に外注されてしまった場合「高い修理料金を払ったのに故障が再発しやすい状態で返ってくる」といった事態にもつながります。
そのため、ロジックボードの修理においては「料金が高く、修理完了までに長期間かけているので、しっかりと修理してくれるだろう」という考え方は危険かもしれません。
ケース3.自店舗で対応できず別の支店にまわしている
3つ目は、全国規模で展開している大型店において発生するケースです。
ロジックボードの修理ができる技術者には限りがあり、大型店であってもすべての店舗に高い修理スキルを持った従業員を配置するのは困難です。
そのため、故障状況によっては「東京で受けた修理を大阪でしてもらう」「大阪でもできなかったので、次は福岡へ送る」というように社内の複数支店に送られる場合もあります。
お店としても、修理するのに赤字というわけにもいかず、各地への送料や対応する従業員の人件費を上乗せされることとなった結果、高めの料金設定となるのです。
ロジックボードを適正料金で修理できるお店を探すポイント
ロジックボードを適正料金で修理してくれるお店を探すポイントは次の3つです。
- 自社で修理をおこなっているか
- 最初から料金についてしっかり説明してくれるか
- 修理にかかる期間が2週間以内か
詳しく見てみましょう。
1.自社で修理をおこなっているか
1つ目のポイントは自社で修理をおこなっているかどうかです。
基本的に自社でロジックボードの修理をおこなうと、外注や他の支店へと送られる場合にくらべて料金は安くなります。自社修理をおこなっている修理業者は、ホームページやSNSなどで、その旨をアピールしている場合が多いので調べてみるとよいでしょう。
また業者によっては、実際におこなった修理内容を事例として紹介しています。事例では、実際の修理の流れやかかった料金、どのような故障に対応できるのか、などがわかります。このような実際の事例を紹介しているお店は、高い技術を持っている場合が多いので、事例を紹介しているかどうかでお店を選ぶのもおすすめです。
2.最初から料金についてしっかり説明してくれるか
依頼時に料金についてしっかり説明してくれるかも重要です。
ほとんどのお店では、問い合わせをおこなうとメールや電話などで料金を教えてくれます。その際に修理料金の概算はもちろん、送料はかかるのか、その他に費用が発生する可能性があるのか、などを事前に説明してくれるお店を選ぶとよいでしょう。
3.修理にかかる期間が2週間以内か
最後のポイントは修理完了までに要する期間が2週間以内かどうかです。
ロジックボードの故障状況や修理依頼を受けている数、パーツの在庫状況にもよりますが、自社で修理をおこなう場合、一般的には数日~10日ほどで修理は完了します。そのため、修理に2週間以上かかるといわれた場合、外注や別支店といった自社以外の場所へまわされる可能性が高くなります。
前述のとおり、別の場所へまわされると外注費や送料の関係で修理料金は高くなりやすいです。特別なこだわりやつきあいのないお店から2週間以上の期間を提示された場合は、避けたほうが無難といえるでしょう。
ロジックボードの修理事例
MacLogicRepairで実際にご依頼のあった修理事例を紹介します。実際にどのような流れで修理がおこなわれているかが確認できますので参考にしてください。
機種 | MacBookAir |
症状 | 電源を押しても起動しない |
故障原因 | 水没(ミネラルウォーターをこぼしてしまった) |
修理内容 | ・ロジックボードの洗浄 ・腐食したパーツ・ICの交換 |
見積金額 | 25,000~35,000円(ロジックボードの故障かつ修理可能であった場合) |
実際の修理費用 | 28,800円※送料は別途 |
依頼内容
広島県にお住まいのT様より、Macに水をこぼしてしまった結果、電源が落ちてその後もまったく起動しなくなったとのご相談。
T様がお使いの機種や状況を伺ったのち、ロジックボードの故障かつ追加修理などがなければ25,000~35,000円と仮見積の金額をお伝え、T様の意向を確認。
T様より「見てもらいたい」と依頼をいただいたので、Macを送っていただいたのちに修理を開始しました。
調査
はじめに状態の確認を実施。
アダプタを取り付けてみたところ、ランプは点灯するものの起動されない状態でした。次にキーボードが故障している可能性も考慮し、別のキーボードを用いて確認するも電源が入らなかったため、ロジックボードの故障と判断しました。
また、他のパーツが故障しているかの確認もおこないましたが特に見当たらなかったため、ロジックボードのみの故障と判明。
分解・原因の特定
ロジックボードの故障とわかったので、Macを分解し状況を確認したところ、ボード裏側に広範囲の水没が確認できました。
広範囲に渡る水没があった場合、交換対応となる修理ショップがほとんどです。しかし、今回は広範囲の水没ではあるものの可能と判断し、修理を続行しました。
修理・最終チェック
原因の特定後は修理の実施です。
はじめの工程は、ロジックボード上にある水没跡の洗浄となります。洗浄に際しては、専用の洗浄剤やイソプロピルアルコールなどを用いますが、かかった液体の種類によって熱を加えたり、薬剤を変えたりもします。
ロジックボードの洗浄後は腐食したパーツの交換です。今回のケースでは「CPUにクロック信号を送るIC」と「充電を行う回路のチップ抵抗」の2箇所を交換。パーツ交換によってひとまず修理は完了。
最後はチェック項目にそって動作確認を実施。今回はチェック項目も問題無くクリアし、全デバイスの動作も正常だったため、この時点で修理完了。
「液体が混入してしまったMacBookAirの修理」では、より詳しい状況や修理画像なども確認できますので、修理依頼を考えている方はぜひ参考にしてください。
Mac修理のプロフェッショナル「MacLogicRepair」の紹介
MacLogicRepairは、5,000件以上の修理実績を持つ、Mac修理に特化したショップです。
MacLogicRepairでは、すべての修理を従業員が直接おこなっています。特に基板の修理を得意としており、故障状況にもよりますが他店では交換対応となるような故障であっても、修理にて対応可能です。
料金に関しても、自社修理にくわえ無駄なコストを徹底的にカットしているので、他店では簡単に真似できない価格で提供しています。さらに全国どこからでも修理を受け付けています。
また、お客様のプライバシーにも配慮しており、お客様のデータを無断で閲覧はいたしません。修理においてデータ閲覧が必要であっても必ず事前に確認し、了承をいただいたうえで閲覧いたします。
Macの修理に関する内容であれば、どのような質問でも丁寧に対応いたしますので「こんなこと聞いていいのかな?」とお悩みの方は、どうぞお気軽にMacLogicRepairにご相談ください。もちろん相談や見積もりだけでも大歓迎です。
まとめ
ロジックボードの故障は「交換」よりも「修理」のほうがパーツ代の関係で安くできます。
しかし、ロジックボードの修理は難易度が高く、店舗によっては外注しているケースもあり、そういったケースでは費用が必要以上に高くなりがちです。
必要以上にお金を払わないためにも、今回紹介しているお店探しのポイントを参考に、適正価格で修理してくれるお店を探してみてください。
MacLogicRepairは、すべて自社修理をおこなっているので、適正価格でロジックボードの修理が可能です。5,000件以上もの修理実績を持ち、他店ではロジックボードの交換となるような故障でもあっても、修理にて対応できる場合も少なくありません。
Mac修理に関することならどのような内容でも懇切丁寧に対応します。無料でおこなっている見積もりや相談だけでも大歓迎ですので、ぜひお気軽にご連絡ください。