Macに接続した外部ディスプレイがついたり消えたりする現象(フリッカー)の対処方法を徹底解説
「Macに接続した外部ディスプレイがついたり消えたりして困っている」
「外部ディスプレイがついたり消えたりしている場合の対処法を知りたい」
このような悩みをお持ちではないでしょうか。
Macの一部のデバイスでは「フリッカー」と呼ばれる、接続した外部ディスプレイがついたり消えたりする現象が発生するケースがあります。原因は不明ですが、対処法はいくつか存在しており、実施することで症状が改善する可能性があります。
本記事では、Macに接続した外部ディスプレイがついたり消えたりする場合(フリッカー)の対処法や、症状が発生しやすいMacデバイスなどについて解説します。
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外部ディスプレイがついたり消えたりする原因
外部ディスプレイがついたり消えたりする理由は、様々な理由が考えられます。以下抜粋して3つご紹介いたします。
原因1:フリッカーが発生しやすいMacデバイス
外部ディスプレイでフリッカーが発生する現象は、M1/M2/M3などアップル社製のチップが搭載されているMacデバイスを使用した際に発生しやすいといわれています。
アップル社製のチップと外部ディスプレイの互換性に問題がある、などともいわれていますが、2025年1月時点では明確な原因は判明していません。
アップルの公式サイトでも、外部ディスプレイのフリッカーに関する情報は記載されておらず、対症療法的な対応しかできないのが現状です。
原因2:ロジックボードの故障
フリッカー現象の原因の一つに、Macデバイスのロジックボードの故障が挙げられます。
ロジックボードは、デバイス全体の制御を司る中枢であり、外部ディスプレイとの通信もこの部品を通じて行われます。このロジックボードに不具合が発生すると、映像信号の伝達が正常に行われず、外部ディスプレイにフリッカーが発生することがあります。
特に、長期間使用しているMacや、熱暴走が頻発しているデバイスでは、内部のコンデンサや配線が劣化することでロジックボードに障害が発生しやすいです。
原因3:接続部分の故障
フリッカーは、Mac本体と外部ディスプレイを接続する部分に問題がある場合にも発生します。
具体的には、USB-CやThunderboltポートの接触不良、ケーブルの劣化、または外部ディスプレイ側の入力端子の不具合が原因となることがあります。これらの問題があると、映像信号が途切れ途切れになり、フリッカーが発生するのです。
フリッカーが発生した場合の対処法
フリッカーが発生した場合の主な対処法には以下があります。
- Macを再起動する
- macOSを最新バージョンにする
- ポートやケーブルで接続してみる
- 外部ディスプレイのカラープロファイルを変更する
- リフレッシュレートを変更する
- 「輝度を自動調節」「True Tone」のチェックを外す
- Night Shiftのチェックを外す
- ダークモードをOFFにする
- ディザリングをOFFにする
それぞれについて詳しく解説します。
Macを再起動する
フリッカーの原因が一時的なものであれば、再起動を実施することで改善する可能性があります。また、画面表示以外の不具合にも効果があるので、MacBookに異常が発生した場合は再起動を一度試してみるのもおすすめです。
MacBookでの再起動方法は次の通りです。
- 「Appleメニュー」から「再起動」を選択
- command (⌘)・control・電源の3ボタンを同時に押す
macOSを最新バージョンにする
macOSを最新版にアップデートすることで症状が改善するケースもあります。Macはアップデートされる頻度が高いく、気づかない内に旧バージョンになっていることもあるので一度確認してみましょう。
MacBookのアップデートの方法は以下の通りです。
- 「Appleメニュー」→「システム環境設定」を選択
- 「ソフトウェアアップデート」→「今すぐアップデート」を選択
「今すぐアップデート」が表示されない場合は、すでに最新バージョンです。
ポートやケーブルを変えて接続してみる
Macと外部ディスプレイを接続しているポートやケーブルの互換性が悪く、フリッカーが発生しているケースもあります。
現在使用しているものの他にケーブルを持っている方は、ケーブルや接続に使用しているポートを変更することで、症状が改善するかもしれません。
外部ディスプレイのカラープロファイルを変更する
外部ディスプレイのカラープロファイルの変更によっても、外部ディスプレイのフリッカーを解消できる可能性があります。
カラープロファイルとは、ディスプレイやプリンターなどの各入出力機器に設定されている色域や色再現特性を記述したファイルのことです。
カラープロファイルの設定方法は以下の通りです。
- 「Appleメニュー」→「システム環境設定」を選択
- 「ディスプレイ」→「ディスプレイ設定」を選択
- 接続している外部ディスプレイの情報が表示・選択されているかを確認
- 外部ディスプレイのカラープロファイルを変更する
リフレッシュレートを変更する
リフレッシュレートの変更も、外部ディスプレイにフリッカーが発生した際における対処法の一つです。
リフレッシュレートとは、ディスプレイが1秒間に画面を書き換えられる回数を示す数値のことです。外部ディスプレイが複数のリフレッシュレートに対応している場合、Mac・外部ディスプレイ間で正常に同期がおこなわれずフリッカーが発生している可能性があります。
リフレッシュレートの変更方法は以下の通りです。
- 「Appleメニュー」→「システム環境設定」を選択
- 「ディスプレイ」→「ディスプレイ設定」を選択
- Macに接続している外部ディスプレイを選択
- リフレッシュレートに設定されている数値を60Hzにする
「輝度を自動調節」「True Tone」のチェックを外す
「輝度を自動調節」と「True Tone」の機能をOFFにすることも、外部ディスプレイのフリッカー解消に効果的な方法です。
True Toneとは、Appleのデバイスに搭載されている機能の一つで、周囲の光に合わせて画面の色味や明るさを自動的に調整してくれるものとなっています。
「輝度を自動調節」「True Tone」をOFFにする方法は以下の通りです。
- 「Appleメニュー」→「システム環境設定」を選択
- 「ディスプレイ」→「ディスプレイ設定」を選択
- 内蔵Retinaディスプレイを選択
- 「輝度を自動調節」のチェックを外す
- 「True Tone」のチェックを外す
Night Shiftのチェックを外す
現在地や時刻を参考に、ディスプレイの色を自動で切り替えるNight ShiftをOFFにすることで、外部ディスプレイのフリッカーが解消するケースもあります。
Night Shift機能をOFFにする方法は以下の通りです。
- 「Appleメニュー」→「システム環境設定」を選択
- 「ディスプレイ」→「Night Shift」を選択
- ドロップダウンメニューからOFFを選択
- 「明日までオンにする」のチェックを外す
ディザリングをOFFにする
MacのディザリングをOFFにすることで、外部ディスプレイのフリッカーを解消できる可能性があります。
ディザリングとは、ユーザーが画像や音をより自然で美しく感じられるよう、データを変換・処理する際に意図的にノイズを加えることです。公式からの発表はありませんが、ディザリングをOFFにすることで外部ディスプレイのフリッカーが解消したというユーザーもいます。
ただし、MacにはディザリングをOFFにする機能は存在しないため、実施するためには専用のアプリをダウンロードする必要があります。
アプリの中には、無料で使えるものもありますので、外部ディスプレイのフリッカーにお困りの方は一度試してみるとよいでしょう。
接続部分の掃除
接続ポートに埃や汚れが溜まっている場合は、清掃することで改善することがあります。定期的なメンテナンスを行い、接続部分の状態を良好に保つことがフリッカーの予防につながります。
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MacLogicRepairは、5,000件以上の修理実績を持つ、Mac修理に特化したショップです。
MacLogicRepairでは、すべての修理を従業員が直接おこなっています。特にロジックボードの修理を得意としており、故障状況にもよりますが他店では対応できないような故障であっても対応可能です。
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また、従業員はすべてお客様の第一の修理を心がけております。たとえ修理箇所が複数に渡り、料金が変わる場合であっても必ずお客様に確認をおこない、予告なしの値上げはおこないません。修理においてデータ閲覧が必要であっても必ず事前に確認し、了承をいただいたうえで閲覧いたします。
たとえ故障の原因が不明であっても問題ございません。どのような質問でも丁寧に対応いたしますので「こんなこと聞いていいのかな?」とお悩みの方は、どうぞお気軽にMacLogicRepairにご相談ください。もちろん相談や見積もりだけでも大歓迎です。
まとめ
M1/M2/M3など、アップル社製のチップが搭載されているMacデバイスを使用した際、フリッカーと呼ばれる接続した外部ディスプレイの画面がついたり消えたりする現象が発生するケースがあります。
また、コード端子の接続部分の故障やロジックボードの故障の可能性がありますので、本記事でご紹介した対処法をすべて試してみても症状が改善されない場合は、専門の修理業者に一度相談してみることをお勧めいたします。
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