Macの画面が真っ暗でも音は鳴る?6つの原因と11の対処法を完全解説

「MacBookのファンの回転音、通知音は聞こえるのに画面が映らない」
「起動の音はするのに画面が真っ暗で何も表示されない」

このような状況でお困りではないでしょうか。「音は鳴るが画面は真っ暗」という症状は、画面の故障だけではなく、ソフトウェアの一時的な不具合や、簡単な設定ミスによっても引き起こされます。

本記事では、MacBookの画面が真っ暗なのに音だけが聞こえるという症状でお困りの方に向け、対処法や原因について解説します。ご自身でできる対処法も多数紹介していますので、ぜひ参考にしてください。

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目次

MacBookの画面が真っ暗で音だけ聞こえる場合の原因6つ

MacBookの画面が真っ暗な状態でも、起動音や通知音、ファンの音などが聞こえる場合、ディスプレイ関連やシステムの一時的な不具合など、いくつかの原因が考えられます。主な原因としては以下の点が挙げられます。

  • スリープ状態やディスプレイ省電力モードになっている
  • ディスプレイが故障・断線している
  • 画面がフリーズしている
  • 電力の供給が不安定になっている
  • MacのOSやソフトウェアに不具合が起きている
  • VoiceOverのスクリーンカーテン機能が有効になっている

これらの原因を一つずつ確認し、特定していくことが解決への近道です。

スリープ状態やディスプレイ省電力モードになっている

MacBookがスリープ状態に入っていたり、バッテリー節約のためにディスプレイだけがオフになっていることがあります。

スリープ状態やディスプレイ省電力モードになっている場合、本体は動作しているため音は鳴りますが、画面は消えています。キー操作やトラックパッド操作で復帰しないか確認しましょう。

ディスプレイが故障・断線している

MacBook本体とディスプレイを繋ぐケーブルが内部で断線していたり、ディスプレイパネル自体が物理的に故障している可能性です。

ディスプレイが故障・断線している場合、Mac自体は起動していても、映像だけが映りません。外部モニターに繋ぐと判明することがあります。

画面がフリーズしている

システムがフリーズ(固まって)しまい、画面の表示だけが更新されず真っ暗になっている状態です。

バックグラウンドで音楽などが再生され続けることがあるため、音だけが聞こえるという現象が起こります。強制再起動が必要になることが多いです。

電力の共有が不安定になっている

ACアダプタやバッテリーからの電力供給が不安定だと、ディスプレイを点灯させるのに十分な電力が送れず、画面が暗くなることがあります。

特に多くの周辺機器を接続している場合に発生しやすいです。タコ足配線なども影響することがあります。

MacのOSやソフトウェアに不具合が起きている

macOSのバグや、特定のソフトウェア(特にグラフィック関連)が干渉し、画面表示に問題を引き起こすことがあります。

OSのアップデート直後や、新しいアプリをインストールした後に発生しやすいため、セーフモードでの起動を試す価値があります。

VoiceOverのスクリーンカーテン機能が有効になっている

VoiceOverは画面読み上げ機能ですが、「スクリーンカーテン」という画面を真っ暗にする機能が備わっています。

スクリーンカーテンはプライバシー保護のためですが、意図せず有効にしてしまうと、操作音は聞こえるのに画面は真っ暗という状態になります。

MacBookの画面が真っ暗で音だけ聞こえる場合の対処法11選

画面が真っ暗で音だけが聞こえる場合、慌てずに試せる対処法がいくつかあります。

  • 再起動を実施する
  • 電源まわりを確認する
  • スリープモードになっていないかチェックする
  • 画面の明るさを調整する
  • VoiceOverのスクリーンカーテン機能が有効になっていないか見る
  • セーフモードで起動する
  • リカバリーモードを利用する
  • PRAMリセットを実施する
  • Apple Diagnosticsでハードウェアを診断する
  • 外部ディスプレイを使用する
  • 修理業者に依頼する

簡単な確認から、ハードウェアの診断まで紹介します。多くの場合は軽微な設定ミスや一時的な不具合が原因ですが、解決しない場合は修理も検討しましょう。

再起動を実施する

画面が表示されない原因が一時的なものであれば、再起動を実施することで改善する可能性があります。また、画面表示以外の不具合にも効果があるので、MacBookに異常が発生した場合は再起動を一度試してみるのもおすすめです。

MacBookでの再起動方法は次の通りです。

再起動の方法
  • 「Appleメニュー」から「再起動」を選択
  • command (⌘)・control・電源の3ボタンを同時に押す

電源まわりを確認する

電源ケーブルがMacBook本体とコンセントにしっかり差し込まれているか確認してください。

タコ足配線や延長コードを使っている場合は、一度壁のコンセントに直接挿してみましょう。

また、ACアダプタ自体が故障していないか、別のものがあれば交換して試します。MagSafeの場合は、端子部分にゴミが詰まっていないかもチェックしてください。

一度すべての周辺機器(USBハブ、外部モニター、HDDなど)を取り外し、電力供給を安定させた状態で起動してみることも有効です。

スリープモードになっていないかチェックする

単純にスリープ状態になっているだけかもしれません。

まずはキーボードのいずれかのキーを押すか、トラックパッドをクリックしてみてください。それでも復帰しない場合、電源ボタンを1回短く押してみます。

また、ディスプレイが閉じたと誤認識している可能性もあります。一度ディスプレイを完全に閉じてから、ゆっくりと開け直してみてください。

これらで復帰しない場合は、一時的なスリープの不具合も考えられるため、次のステップに進むか、電源ボタン長押しで強制再起動を試みてください。

画面の明るさを調整する

画面の明るさ設定が意図せず最小(真っ暗)になっている可能性があります。

キーボードにある「F2」キー(またはTouch Barの明るさ調整スライダ)を連打して、明るさが戻らないか確認してください。

もし外部キーボードを使っている場合は、そちらの明るさ調整キーが機能しないこともあるため、MacBook本体のキーボードで操作します。

環境光センサーが誤作動している可能性もあるため、明るい場所や暗い場所へ移動して反応が変わるかも見てみましょう。

VoiceOverのスクリーンカーテン機能が有効になっていないか見る

VoiceOverの「スクリーンカーテン」機能がオンになっていると、画面が真っ暗になります。解除するには、キーボードショートカットを試します。

スクリーンカーテンの解除法
  • Command (⌘) + F5 キーを押す
  • Touch ID搭載機は Command (⌘) + Touch IDボタンを素早く3回押す

上記を試しても解除されない場合、スクリーンカーテン機能のショートカットである Control (⌃) + Option (⌥) + Shift (⇧) + S キーを同時に押してみてください。これが原因であれば、すぐに画面が表示されるはずです。

セーフモードで起動する

セーフモードで起動することで、改善する可能性があります。

セーフモードとは、MacBookを必要最低限の機能だけで起動させる方法です。インストールしたアプリの影響を受けずに起動できるため、原因が本体側・アプリ側どちらにあるのか判別する際に役立ちます。

また、セーフモードで立ち上げるとシステム修復も自動的におこなわれるため、セーフモードで起動するだけで問題が解決するケースもあります。

セーフモードの実施方法は「Intel搭載機」か「Appleシリコン搭載機」かで異なります。

Intel搭載機1.Macを起動・再起動後すぐに「Shift」を押したままにする
2.ログイン画面が表示されたら「Shift」をはなす
3.Macにログインする
Appleシリコン搭載機1.電源を押し「起動オプションを読み込み中」と表示されるまで電源ボタンを押したままにする
2.ボリュームを選択
3.「Shift」を押したまま「セーフモードで続ける」をクリック

リカバリーモードを利用する

macOSやハードディスクに問題がある場合、リカバリーモードでOSの再インストールやハードディスクの修復をおこなうことで症状が改善されるケースがあります。

リカバリモードの起動方法は「Intel搭載機」か「Appleシリコン搭載機」かによって異なります。

Intel搭載機1.Macを起動・再起動後すぐに「command (⌘) + R」を押したままにする
2.Appleロゴが表示されたらキーをはなす
3.言語選択画面が表示後にmacOSユーティリティが表示されれば完了
Appleシリコン搭載機1.Macの起動・再起動時に電源ボタンを押したままにする
2.起動オプションのウィンドウが表示されたら電源ボタンをはなす
3.「オプション」を選択→「続ける」をクリック
※ユーザーの選択画面が表示される場合はユーザーを選択しパスワードを入力
4.macOS復旧のユーティリティウインドウが開くので「ディスクユーティリティ」を選択

リカバリーモードを実行する際は、必ずバックアップをとっておいてください。また、操作に不安がある方は、修理業者に依頼するとよいでしょう。

PRAMリセットを実施する

PRAMリセットをおこなうことで、改善されるケースもあります。

PRAMとは、MacBookをすばやく動作させるために設定情報が記録されているメモリのことです。PRAMに負荷がかかりすぎることで不具合を起こすケースがあるため、リセットで負荷を減らすことで症状が改善する可能性があります。

PRAMリセットの実施方法は以下の通りです。

Intel搭載機1.Macの電源が完全に切れている事を確認する
2.電源を入れ直すと同時に、「P」「R」「command」「option」の4つのキーを長押しする
3.ジャーンという起動音が鳴るまで、15秒程度待つ
4.起動音が鳴れば完了
Appleシリコン搭載機Macが起動時に自動的にチェックを実行するため、PRAM(NVRAM)クリアは不要

Apple Diagnosticsでハードウェアを診断する

ディスプレイや関連ケーブルの物理的な故障が疑われる場合、Apple Diagnostics(Appleハードウェアテスト)を実行します。

Apple Diagnosticsの実行方法
  • まずMacをシステム終了させる
  • (Appleシリコン搭載Macの場合)電源ボタンを長押しし、「オプション」が表示されたら Command (⌘) + D を押す
  • (Intel搭載Macの場合)電源を入れてすぐに D キーを押し続ける
  • 診断が始まり、問題が検出されればエラーコードが表示される

表示されたエラーコード(例: VFD001など)を控えておくと、修理依頼時にスムーズです。

外部ディスプレイを使用する

外部ディスプレイを持っていれば、故障の原因がディスプレイにあるかどうかの確認することが可能です。

故障しているMacBookに外部ディスプレイを接続して起動した際、正常に画面が映る場合は、MacBookのディスプレイに問題があると判断できます。

ディスプレイが故障している場合、自分で修理するのは簡単ではありません。修理に失敗してしまうと、より高額な修理費用が必要になるため、基本的には修理業者に依頼するのがおすすめです。

修理業者に依頼する

ここまでの対処法を試しても改善しない場合、ハードウェアの故障(ディスプレイ、ロジックボード、ケーブル不良など)が濃厚です。

Apple Storeを予約するか、Apple正規サービスプロバイダに修理を依頼しましょう。保証期間内であれば無償修理の対象になる可能性があります。AppleCare+に加入しているかも確認してください。

非正規の修理店も有力な選択肢です。正規店よりも低価格かつスピーディーに修理を受けられるため、費用が気になる方や急いでいる方におすすめです。

MacLogicRepairのご案

画面修理対応

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私たち、MacLogicRepair(マック・ロジック・リペア)は、Mac修理のプロフェッショナル集団です。他店では実現不可能な低価格でのMac修理を提供しています。どんなことでもご相談ください。解決への近道をご提案いたします。

MacBookの修理業者別のメリットデメリット

これまで紹介した対処をおこなっても画面表示が直らない場合や、故障の原因がディスプレイにあると確認できた場合は、できるだけ早く専門の業者にみてもらうのがおすすめです。

MacBookの修理・メンテナンスを依頼する主な場所は「Apple公認店」「一般の修理業者」の2つです。

依頼先によって以下のような特徴があります。

修理依頼先メリットデメリット
Apple公認店(Appleストア、正規サービスプロバイダ)・公認店のため安心して修理依頼できる
・修理に使用されるパーツはすべて純正品
・料金が高くなる可能性が高い
・修理時に初期化されることが多くデータが残らない可能性が高い
・修理完了までに5日~1週間程度かかる
一般の修理業者・公認店より修理料金が安くなりやすい
・最短即日で修理できる
・データがそのまま残る可能性が高い
・修理時に純正品以外のパーツが使用されることもある
・修理先のスキルに大きな差がある

安心感や、より細かいサービスを受けたい場合はApple公認店、料金やスピードを重視する方は一般の修理業者を選ぶとよいでしょう。

また、Apple公認店にみてもらい、修理が必要であれば一般の修理業者へ持っていく、という方法もおすすめです。

Mac修理のプロフェッショナル集団「MacLogicRepair」の紹介

「MacLogicRepair」は、5,000以上の修理実績を持つ、Mac修理に特化したお店です。

MacLogicRepairでは、すべての修理を従業員が直接おこなっています。画面表示に関する修理はもちろん、他店ではなかなか受け付けてもらえないような、難しい故障であっても対応可能です。

料金に関しても、自社修理にくわえ無駄なコストを徹底的にカットしているので、他店では簡単に真似できない価格で提供しています。さらに全国どこからでも修理を受け付けています。

Macの修理に関する内容であれば、どのような質問でも丁寧に対応いたします。「こんなこと聞いていいのかな?」といった内容でも問題ありませんので、どうぞお気軽にMacLogicRepairにご相談ください。

もちろん相談やお見積もりだけでも大歓迎です。

MacLogicRepairでの修理事例を紹介

MacLogicRepairで実際にご依頼のあった修理事例を紹介します。実際にどのような流れで修理がおこなわれているかが確認できますので参考にしてください。

症状画面がほぼ真っ暗な状態で表示がほとんど見えない
故障原因Mac本体に水をかけてしまった
修理内容バックライトを点灯させるICの交換
見積金額22,000円
実際の修理費用22,000円+送料(約3,000円)

岐阜県のA様より、MacBookに水をこぼして画面が映らなくなったため修理して欲しいとのご依頼。

画面表示が完全な真っ暗ではなく、非常に見にくいがうっすらと表示されていることから、バックライトに問題があると診断。詳しく原因を診断したころ、本体内部にあるバックライト回路にIC不良があることが判明しました。

原因判明後は、実際に修理作業をおこない問題なく終了。最後の稼働テストおよび最終チェックにも問題なかったため修理も完了となり、無事お客様のもとへお送りすることができました。

今回のケースでは、見積もり金額と実際の修理費用に違いはありませんでした。しかし、想定していた原因と違ったり、新たな故障箇所が発見されたりなどの理由で、見積もり料金と実際の料金が異なるケースもあります。

MacLogicRepairでは、そういった場合でも必ず事前にお客様の了承を得て、作業をはじめますので安心してご利用いただけます。

水没して、真っ暗表示(うっすら表示)になってしまったMacの修理」では、今回の修理におけるより詳しい状況や、ちょっとした裏話も紹介しておりますので、気になる方はぜひご覧ください。

まとめ

MacBookの画面が真っ暗になってしまった際、ユーザーからでも「セーフモードやリカバリーモードでの起動」や「再起動」「PRAMリセット」などの対処が可能です。

上記をおこなっても症状が改善されない場合、ディスプレイやロジックボードなどMac本体が故障している可能性が高いので、修理業者に一度みてもらうのをおすすめします。

修理業者にみてもらう場合は、MacLogicRepairをぜひご利用ください。

MacLogicRepairは、5,000件以上の修理経験により高いスキルを持っているので、他店では対応できないような故障であっても直せるケースが少なくありません。また、お客様を第一に考えているので、もし修理が必要でないケースであったとしても丁寧にアドバイスをおこないます。

Macに関することであれば「こんなこと聞いてもいいのかな?」と思うような内容でもかまいませんので、どうぞお気軽にご相談ください。

MacLogicRepairのご案内

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この記事を書いた人

Macの修理は10年以上、累計5,000件以上のMac製品を修理してきていますので、多くの故障に対応が可能です。特に得意なのは、ロジックボードの修理です。ロジックボードは交換ではなく修理にすることでデータをそのまま残すことが可能です。
お客様の思い入れを大切にしたいという思いで、ロジックボード修理を行っています。
ぜひお気軽にご相談くださいませ。

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