MacBook起動時に「?」フォルダが表示されて起動できない!原因や対処法を徹底解説

「MacBook起動時に?マークのフォルダが表示されて起動できなくて困っている」
「?マークのフォルダが表示された場合の対処法を知りたい」

このような悩みをお持ちではないでしょうか。

MacBook起動時に「?」フォルダが表示されるのは、起動時に起動フォルダをうまく読み込めていないことが原因です。システムの問題であれば、ユーザー側で対処できるケースもありますが、ストレージやケーブルの故障など、物理的な問題であれば修理業者に依頼する必要があります。

本記事では、MacBookの起動時に「?」フォルダが表示される原因や対処法などについて解説します。

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目次

MacBookで起動時に「?」マークのフォルダが表示される原因5つ

MacBookの起動時に「?」マークのフォルダが表示される主な原因は、起動ディスク(macOSがインストールされているストレージ)が利用できない状態にあるためです。

起動ディスクが利用できない原因としては、以下が考えられます。

  • 起動ディスクの認識エラー
  • 有効なmacOSがインストールされていない
  • 起動に必要なシステムファイルが破損している
  • キーボードやトラックパッドが押されたまま起動している
  • ケーブルの接続不良

それぞれについて見ていきましょう。

起動ディスクの認識エラー

Macは電源が入るとまず「起動ディスク」を探しに行きます。しかし、内蔵されているSSDやHDDなどのストレージ自体が認識できない状態にあると、読み込み先がなくなり「?」マークのフォルダが表示されます。

これはストレージ自体の寿命や物理的な故障、あるいはマザーボードとの接触不良などが主な要因です。ディスクそのものが認識されていないため、OSの修復以前に部品の交換や物理修理が必要になるケースが多い深刻な状態です。

有効なmacOSがインストールされていない

ディスク自体は機械的に正常に認識されていても、その中に「起動可能なmacOS」が存在しない場合に表示されます。例えば、OSのアップデート中に電源が切れてインストールが中断された場合や、ユーザーが誤ってシステムファイルを初期化・削除してしまった場合などが該当します。

ディスクは認識されているため、リカバリーモードからOSの再インストールを行えば改善する可能性がありますが、データが消えている恐れもあるため注意が必要です。

起動に必要なシステムファイルが破損している

macOSはインストールされているものの、起動に必要な重要なシステムファイルやディレクトリ情報が破損し、Macがそれを見つけられない状態です。強制終了を繰り返したり、ファイルシステムの構造に論理的なエラーが生じたりすると発生します。

OSのデータ自体は存在していても、起動のきっかけとなるブートプログラム等が読み込めないため、結果として「?」マークのフォルダが表示されます。軽度であればディスクユーティリティでの修復が可能です。

キーボードやトラックパッドが押されたまま起動している

稀なケースですが、物理的な故障ではなく操作の干渉によってエラー表示が出ることがあります。

電源を入れる際にマウスやトラックパッドのボタンを押し続けていたり、キーボードの上に物が乗ってキーが押されたままになっていたりすると、Macが通常の起動プロセスを実行できず、誤作動として「?」マークのフォルダを出すことがあります。

周辺機器をすべて取り外し、キーボード等が押されていない状態で再起動することで、すぐに解消する場合がほとんどです。

ケーブルの接続不良

ストレージ(HDD/SSD)とマザーボードを繋ぐ内部ケーブルに不具合があるケースです。

ケーブル自体の経年劣化や内部断線、端子の腐食、あるいは落下などの衝撃でコネクタが抜けかけていると、ディスクまでの信号が正常に届かず認識されません。

この場合はディスク交換ではなく、該当ケーブルを交換することで改善します。どうしてもデータを残したい場合は、再インストールを実施する前に、専門の修理業者に相談するのがおすすめです。

MacBookで起動時に「?」マークのフォルダが一瞬だけ表示される時の対処法2つ

MacBookで起動時に「?」マークのフォルダが表示された場合に、ユーザー側でできる主な対処法には以下があります。

  • 周辺機器を取り外して再起動する
  • PRAM(NVRAM)をリセットする

それぞれの内容について解説します。

周辺機器を取り外して再起動する

MacBook起動時に「?」マークのフォルダが表示される際、周辺機器をすべて取り外してから再起動をすることで、症状が改善される可能性があります。外部デバイスが起動プロセスを妨げているケースがあるためです。

特に、外付けのHDDやSSD、USBメモリなど、起動ディスクとして認識される可能性のある機器は、Macが本来の起動ディスクを認識するのを妨げる場合があります。また、まれに周辺機器のドライバやファームウェアがmacOSと競合し、起動を阻害するケースもあります。

MacBookを再起動する方法は以下の通りです。

MacBookを再起動する方法
  • 「Appleメニュー」から「再起動」を選択
  • command(⌘)・control・電源の3ボタンを同時に押す

なお、一度再起動を実施して改善されなかった場合は、何度も繰り返してはいけません。再起動を何回も繰り返すとMacBook本体に負担がかかり、別の不具合を招く可能性があるためです。

一度再起動を試して、改善されなかった場合は別の方法を試すようにしましょう。

NVRAM(PRAM)をリセットする

NVRAM(PRAM)のリセットにより、症状が改善する可能性があります。

NVRAMとは、コンピュータ装置の設定情報などを記憶するための不揮発性メモリのことです。NVRAMに一時的な不具合が発生することで、Macがうまく起動できないケースがあります。

NVRAMのリセット方法は、以下の通りです。

NVRAMのリセット方法
  1. Macの電源が完全に切れている事を確認する
  2. 電源を入れ直すと同時に、「P」「R」「command」「option」の4つのキーを長押しする
  3. ジャーンという起動音が鳴るまで、15秒程度待つ
  4. 起動音が鳴れば完了

なお、NVRAMリセットによって一部の設定が初期化されるため、必要に応じて再度設定が必要です。

MacBookで起動時に「?」マークのフォルダが表示されたまま消えない時の対処法3つ

MacBookで起動時に「?」マークのフォルダが表示されたまま消えない場合の対処法は以下の3つです。

  • リカバリーモードで起動し「First Aid」を利用する
  • ディスクユーティリティでハードディスクを修復する
  • macOSを再インストールする

上から順に具体的な手順を見ていきます。

リカバリーモードで起動し「First Aid」を利用する

リカバリーモードでMacを再起動してFirst Aidを利用するのも、起動時に「?」マークのフォルダが表示される場合の対処法の一つです。

First Aidとは、MacBook本体に内蔵されているディスク修復ツールのことで、使用により内蔵および外付けのハードディスクが抱える問題の診断や修復をおこなってくれます。

First Aidの利用方法は以下の通りです。

First Aidの利用方法
  1. MacBookの電源を切る
  2. 電源ボタンを押した後に「Command(⌘) + R」を長押ししてリカバリーモードを起動する
  3. 「ディスクユーティリティ」をクリック
  4. 左側にあるサイドバーから修復するディスクを選択
  5. 「First Aid」を実行

軽度なシステムエラーであれば、この処理を行うだけで正常に起動できるようになります。

ディスクユーティリティでハードディスクを修復する

「First Aid」を一度実行してもエラーが消えない、あるいは修復に失敗する場合でも、修復手順を変えることで改善することがあります。

リカバリーモードからディスクユーティリティを開き、画面左上の「表示」メニューから「すべてのデバイスを表示」を選択してください。左側のリストにディスクの階層がすべて表示されます。

コツは、リストの一番下にある項目からFirst Aidを実行し、終わったらその一つ上、さらにその上と、階段を登るように順に修復することです。いきなり全体を直すのではなく、細かい部分から丁寧にエラーを取り除くことで、頑固なトラブルが解消され、正常に起動できるようになる可能性があります。

macOSを再インストールする

これまでの方法を試しても症状が改善されない場合は、macOSの再インストールという方法もあります。

macOSの再インストール方法は、以下の通りです。

macOSの再インストール方法
  1. MacBookの電源を切る
  2. 電源ボタンを押した後に「Command(⌘) + R」を長押ししてリカバリーモードを起動する
  3. 「macOSを再インストール」をクリック

ただし、再インストールは、やり方によってデータも消去されてしまうため注意が必要です。専門の修理業者であれば、データを残したまま修理ができる可能性もありますので、再インストールをおこなう前に一度相談してみるとよいでしょう。

MacBookに「?」マークが出た際にやってはいけないNG行動

「?」マークが表示されるなど、Macに不具合が生じた際には、焦って誤った操作をしないよう注意が必要です。以下の行動は状況を悪化させる恐れがあります。

  • 電源の入り切りや再起動を繰り返す
  • ケーブルを繋いで充電し続ける
  • 専門知識のない状態で分解作業を行う

それぞれ詳しく解説します。

電源の入り切りや再起動を繰り返す

「再起動すれば直るかもしれない」と思い、何度も電源をオンオフしたり再起動を繰り返すのは危険です。

特にHDD(ハードディスク)モデルの場合、不具合が出ている状態で通電と強制終了を繰り返すと、ディスクの記録面に傷がつき(スクラッチ障害)、データの取り出しが不可能になる恐れがあります。

SSDの場合でも、電気的な負荷がかかり症状が悪化する可能性があります。

ケーブルを繋いで充電し続ける

システムトラブルか物理トラブルか判別がつかない状態で、充電ケーブルを繋ぎっぱなしにして通電し続けることは避けましょう。

内部ショートなどが原因の場合、通電が致命的なダメージに繋がることがあります。

専門知識のない状態で分解作業を行う

「ネットで見た情報を頼りに自分で直そう」と、クリーンルームではない一般家庭の環境でMacbookを分解するのはおすすめできません。

内部に埃が入ることで精密部品がショートしたり、静電気によってメモリや基板が破損したりするリスクがあります。

一度分解してしまうとメーカー保証の対象外になることもあるため、困ったときは手を止めてプロに相談しましょう。

MacBookから「?」マークのフォルダが消えない場合は専門の修理業者へ依頼しよう

対処法を試しても直らない場合は、MacBook本体が故障している可能性があるため、専門の修理業者に一度みてもらうのがおすすめです。

修理の依頼先は、大きく分けると「Apple公認店」「一般の修理業者」の2つがあります。それぞれにメリット・デメリットがありますので、自身の状況にあわせて選ぶとよいでしょう。

依頼先メリットデメリット
Apple公認店(Appleストア、正規サービスプロバイダ)・公認店のため安心して修理依頼できる
・修理に使用されるパーツはすべて純正品
・料金が高くなる可能性が高い
・修理時に初期化されることが多くデータが残らない可能性が高い
・修理完了までに5日~1週間程度かかる
一般の修理業者・公認店より修理料金が安くなりやすい
・最短即日で修理できる
・データがそのまま残る可能性が高い
・修理時に純正品以外のパーツが使用されることもある
・修理先のスキルに大きな差がある

時間や費用を抑えたい方は、一般の修理業者へ依頼するのがおすすめです。

ただし、一般の修理業者は店舗によって修理スキルや対応が大きく異なります。複数店舗へ問い合わせをおこない、その中から安心して任せられる業者を選ぶとよいでしょう。

Mac修理のプロフェッショナル「MacLogicRepair」の紹介

MacLogicRepairは、5,000件以上の修理実績を持つ、Mac修理に特化したショップです。

MacLogicRepairでは、すべての修理を従業員が直接おこなっています。実際、お客様より「MacBook起動時に「?」フォルダが表示されて起動できない」とご依頼をいただいたこともあり、その際は以下のような対応をおこなっています。

ご依頼内容フォルダに「?」マークが出て、OSが起動しなくなってしまった
故障の原因SSDの故障
修理内容SSDの交換およびmacOSのインストール
修理価格作業料11,000 + 部品代 17,000 = 28,000 円
修理開始から返却までの日数3日

料金に関しても、自社修理に加え無駄なコストを徹底的にカットしているので、他店では簡単に真似できない価格で提供しています。さらに全国どこからでも修理を受け付けています。

どのような質問でも丁寧に対応いたしますので「こんなこと聞いていいのかな?」とお悩みの方は、どうぞお気軽にMacLogicRepairにご相談ください。もちろん相談や見積もりだけでも大歓迎です。

まとめ

MacBook起動時に「?」フォルダが表示される原因は、システム面やハード面の問題により起動ディスクをうまく読み込めていないことです。

原因がシステム面なのであれば「NVRAM(PRAM)のリセット」や「First Aidの利用」などの対処法があります。

しかし、原因が故障をはじめとした物理的な問題の場合は、ユーザー側での対応は困難ですので、専門の修理業者に依頼するとよいでしょう。

MacLogicRepairなら、メーカー修理では難しい「データを保持したままの修理」も、無駄なコストを省いた低価格で提供可能です。

大切なデータを諦めてしまう前に、ぜひ一度当店までお問い合わせください。

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この記事を書いた人

Macの修理は10年以上、累計5,000件以上のMac製品を修理してきていますので、多くの故障に対応が可能です。特に得意なのは、ロジックボードの修理です。ロジックボードは交換ではなく修理にすることでデータをそのまま残すことが可能です。
お客様の思い入れを大切にしたいという思いで、ロジックボード修理を行っています。
ぜひお気軽にご相談くださいませ。

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